天井つっぱりラック カシマカスタム

愛書狂、いや古書コレクターとして有名な鹿島茂が、つっぱりラックを特注したところから出来た商品らしい。

以前、写真で見た氏の本棚は、大変なことになっていたような。。

エッセイでも、ピアノの上下に本を積んでいると書かれていたように思う。

それがこんなに美しく片付いたとしたら、素晴らしい。

(本棚の様子はリンク先に)



ちなみに我が家も、鹿島茂氏ほどでは無いが、蔵書で家中ぐちゃぐちゃだ。

家にある本棚は4つ。

うち、他社製の天井つっぱりラックが二つ。

どれもぎちぎちに本が詰まっている。

だが私は知っている、夫の書籍の多くが職場にあることを。

経費で買ったものは個人のものにならないから良いとして、個人で買ったものも相当あるはずだ。

まぁ、夫が定年退職まで職場にいるとすれば、それらが家に帰ってくることはないかもしれない、が。

(なんせ、多くの資料は賞味期限も切れているだろうし)



しかも専門書の多くは、一般の書籍と違い大きさがまちまち。

ついでに私の数多くの楽譜も、輸入版と国内版で大きさがかなりバラバラ。

本が片付かない原因の一つになっている。

(以前、押入れにごっそり楽譜を詰めていた演奏家を知っているのだが、ある意味賢いと思った。絶対に片付くもん)



鹿島氏もエッセイの中で書いていたのだが、本棚に本を収納できなくなったらどうするか。

まず、本の上にできた隙間に本を詰め始める。

次に、文庫などの小さい本を、奥と手前の二列で詰め始める。

そうするうちに、本がどこにいったのかわからなくなってしまう。



この本棚はそういった悩みを解消するために製作されたようだ。

①奥行きが薄いので、本を手前と奥の二重に詰めることが無くなる

②本棚が薄くても、追加の棚は奥行きを持たせてあるので、A4サイズも収納可能。

③棚の追加が可能で、なおかつ調整するためのピッチが細かいので、本の上に隙間がなくなる

④上段の本に対しては落下防止ガードを設置。





かなり賢い。

但し、普通の化粧板だしオシャレとかではない。

本がそれだけある状態で、オシャレを追求できるかと言われると微妙だが。

この本棚を使えば、壁一面本棚という夫の野望が、いとも簡単に現実になってしまう。

という訳で、我が家も壁一面が本棚という恐ろしい日が来そう・・・。






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