オランダ旅行 ③

また雨。

ボンヤリ外を眺めながら朝食。よく降る。

朝ごはんは非常に美味しいし、働いている人たちも感じが良い。

降り続ける雨の中、ホテルそばのゴッホミュージアムへ向かう。

大きな道路を横切るとき、自転車は絶対に止まってくれない。

なのに車は絶対に止まってくれる。



時間指定入場のeチケットを購入していたが、それでも黒川記章の建物を一周する勢い。

30分以上かかって中に入ると、思いのほか名品ぞろいだった。

幾つか休館中に来日した作品もあったのだが、寝室、じゃがいもを食べる人、アイリス、アーモンドの花、クルティザンヌ、浮世絵の模写・・・何故こんなにあるの。(売れなかったからです・・・)




結構な数を見たのと人の多さでぐったりしたので、オランダパスを利用してカナルクルーズに出かけた。

天気が良くないことを心配しながら乗り場に並んでいたが、暫くすると空が明るくなってきた。

乗り込んだ船の中ではイヤホンが配られ、各国語の解説が聞ける。

運河から見る建物に興奮して、1時間はあっという間だった。

(つまんないんじゃないのー?と思う人も多いでしょうが、お勧めします。) 






船着き場からレンブランドの家まで歩き、レンブランドの家に入館。

アンティークショップなどが立ち並ぶ通りを巡ってホテルに戻った。

辿りついたのは丁度、アムステルダム国立美術館の真下の通路。

映画で見たときは美術館の中を通る自転車通路は不要だと思っていたけど、そこを抜けるといかにもオランダの上品な通りに繋がる道なので、ここを塞いでしまうのはつまらないと180度考えが一変。

それに、この国で一番優先されているのは自転車なのだ。








アムステルダム駅のホームはやたらに長い。





タリスも国鉄も止まるホームで撮り鉄したいけど、警戒中の警察官も多いので動きまわるのは自粛。

(ニーステロの直後、ドイツでも列車内で切りつけなどが起きた時期でした。またロッテルダムに向かうタリスはベルギー・パリとつながっており、テロリストの移動手段の一つなのです)

オランダの鉄道はデッキがが広いので、荷物が多い人・乳母車はずっとデッキにいることになる。

折りたたみ椅子もあるのだが、自転車が置かれていると使えないので段差やスーツケースにに座ったり。

また2階建ての電車も多い。2階がサイレンスカーというのも見かけた。

そういえば、今回は1等席に乗らなかったな・・・。

(昔は2等席怖いかなとか思ってたけど、むしろ金持ちっぽい1等のほうが怖くなってきた)



一時間ほどで到着したハーグの駅は、新しいガラス張り、そしてかなり狭い。

ホテルまではトラムで行きたいからと乗り場を探すが・・どうも乗り場らしきものが見つからない。

目の前のトラム乗り場は路線番号が違うし、4本のホームのうち2本は廃線のようになっている。

うろうろとしていると交差点を曲がった先に乗り場を発見、なんとかトラムに乗り込むことが出来た。

しかし、この時まだ私たちは工事中のトラムの恐ろしさに気づいていなかった。

ホテル近くの停留所でトラムを降りると、傍には運河が流れておりオランジュ公のプティパレ、そして空にはカモメの群れ。

海の近く!!と、はしゃぎながらホテルに向かうと、通りでテラスで食事をする人たち。

あぁ、これぞバカンス!(寒くなければ)


疲れ切った私たちはホテル近くの小さなスーパーでビールやお菓子を買いこむのがせいぜい。

ふと振り返ると猫がスーパーの入口でうろうろ。

「そのスーパーの家の子なの?」

近づきながら声をかけたが、ニホンゴはわからないようだった。



アムステルダムのスリへの注意看板。可愛い。

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