ザルツブルグ音楽祭での服装について

ザルツブルグ音楽祭について

一番気にされるのが服装だと思いますが、私の印象ではオーストリアは非常に保守的です。

保守的というのは、ドレスアップすべきところではドレスアップをしなければいけないということ。

可能であれば着物にしてしまうのが一番です。

何しろヨーロッパの中でもオーストリアあたりの人たちは、日本人より背が高くスタイルが良いです。

どんな素敵なイブニングドレスを着ても敵いません。


音楽祭にバスツアーで訪れる日本人も多いようで、よく着てらっしゃるのがAラインのオーガンジー足首丈ドレス。

もしくはおばちゃんが披露宴に参加するときの恰好(中途半端な丈のワンピースにコサージュ、オーガンジーのボレロとか)。

後者は場違いな感じ、前者は非常に子供っぽいです。

サイズ的に自信があれば会場近くのドレスショップで買っちゃうことをオススメします。その方が絶対に素敵です。

男性がタキシードを着こんでいるのに、奥様は間に合わせかな・・という御夫妻を何組も見かけましたが、御主人に文句言って新しいドレスを買ってもらうべきです。

御主人がタキシードなら、奥様はフロア丈に近いドレスが良いでしょう。

カップルのバランスというのも重要になってくると思います。


ちなみに日本で国内でドレスを買うとすると丈が短め、上半身の露出が少なく、もロングドレスだとオーガンジー素材のものが多いです。

個人的にはオーガンジーのドレスはお勧めしません。安っぽいですし、まして中高年のAラインは最悪です。

また、国内にあるインポートドレスを扱う店でも仕入れがアメリカなのか、プロム向けっぽいデザインが多いです。


昼からこんな感じ。


実際は、この5倍以上激しいです。
こういう民族衣装のカップルも多いです。こちらはお土産用かな?

もっと渋い色の良い布を使った素敵なのを着てらっしゃいます。



よく昼間からタキシードはダメとか、カクテルドレスは・・とか言いますが、結構昼間から皆さんド派手です。

明らかに80歳過ぎたおばあちゃんでも、ビスチェのドレスを着ていました。黒とか落ち着いた色のロングドレスなら昼でもOKだと思います。


何年か前にNHKでウィーン楽友協会で行われるデビュタントのドキュメンタリーがありましたが、まんま「こうもり」です。



ちなみに私が何を着たかと言うと、とある日本のデザイナーさんにオーダーしたアメリカンスリーブのブラウスと揃いのスーツを着て行きました。

スカートのラッフル部分にブラウスと同じ生地を使っているのでオーダーしたのは一目瞭然、決して恥ずかしい恰好ではないと思ってましたが、やはりスカート丈がフロア丈でないので残念な格好でした。

オペラハウスの向かいに立ってると、フランス人らしきパパラッチ(ザルツブルグ音楽祭に来る人を見に来る人がいるんですよ!!)に「あなたの服は素敵!!」と言われましたが、確かに私はフランスでの着飾った雰囲気を意識したのでした。

同様に、夫の足元は革のスニーカー…。パリならカッコ良くないです?スーツにスニーカー。

でもオペラハウスの内で、オーストリア人らしき紳士にガン見されたそうです(笑)

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