「花鋲」/画鋲



KOKUYOデザインアワード2009の優秀賞となった作品。

作者は小玉一徳、どんなデザイナーだろうと思ったら、まだお若い。

2009年に学部を卒業したばかりの大学院生。



見た瞬間、廊下の掲示板に残された花鋲と、池に浮かぶ花びらがオーバーラップした。

他の受賞作品よりずっと、利用する人間の意図が反映される。その脆さと危うさに惹かれる。

デザインとしては完成度が低いのかもしれないけれど、本来、文房具とはそういうものだと思う。

「デザインされた作品」の全てが、四角四面の建築物のようなものでは息苦しい。



とても文房具らしくて、それでいて美しい。

商品化されたら、すぐに購入したい一品。





コクヨさん、お願いします!!


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