パトリック・ジュースキント
ドイツの作家。
新聞や雑誌の編集者をしながら書き上げた戯曲「コントラバス」が注目される。「コントラバス」の日本語訳が出たのが、1985年前後だったのではないかと思われる。(私のつたない記憶だが)その後、長編小説「香水」がドイツ最大のベストセラーとなる。
とにかく「コントラバス」が面白かったのを覚えているが、なにせ15年以上前に読んだ戯曲のこと、記憶がはっきりしない。
その後、「香水」が日本語訳されていたのは知っていたけど、なかなか読む気が起こらず、やっと文庫化された折に購入した。
読んでみると非常に面白く、一気に読んでしまった。当時のフランス風俗と本の装丁について鹿島茂の本で勉強済みだったため、ストーリーがよくわかったのも理由の一つだと思う。
人間は「匂い」に支配されているという発想は突飛だが(特にラストのくだりなどは)、読んでいる間はそんなことを思わせないほどにひきつけられる。人間は「匂い」にロマンをかきたてられずにはいられないのだ。
「鳩」ほか、ジュースキントの作品はあまり日本語訳されていないのが残念。
新聞や雑誌の編集者をしながら書き上げた戯曲「コントラバス」が注目される。「コントラバス」の日本語訳が出たのが、1985年前後だったのではないかと思われる。(私のつたない記憶だが)その後、長編小説「香水」がドイツ最大のベストセラーとなる。
とにかく「コントラバス」が面白かったのを覚えているが、なにせ15年以上前に読んだ戯曲のこと、記憶がはっきりしない。
その後、「香水」が日本語訳されていたのは知っていたけど、なかなか読む気が起こらず、やっと文庫化された折に購入した。
読んでみると非常に面白く、一気に読んでしまった。当時のフランス風俗と本の装丁について鹿島茂の本で勉強済みだったため、ストーリーがよくわかったのも理由の一つだと思う。
人間は「匂い」に支配されているという発想は突飛だが(特にラストのくだりなどは)、読んでいる間はそんなことを思わせないほどにひきつけられる。人間は「匂い」にロマンをかきたてられずにはいられないのだ。
「鳩」ほか、ジュースキントの作品はあまり日本語訳されていないのが残念。
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