オランダ ⑦
ホテルをチェックアウト、気を抜いていたらトラム乗り込むときに後ろに倒れかけた。
荷物を持った夫が支えてくれなかったら脳震盪だった、多分。
ハーグの駅でインフォメーションにいたおばちゃんに「スキポール行きたいけど、どれ?」と聞いてみた。
「あれよ」と言われたので、ちゃんと「乗り換えは必要?」と聞いた。
彼女は「ダイレクトだ」と間違いなく言った。
言ったのだが、乗ったあとに嫌な予感がした。
LeidenでKLMのユニフォームを着た女性が降りた。
いつまでたってもスキポールに着かない。
あのおばちゃん、やりおった。
そこから慌てて電車乗りかえる方法について考えるが、Leidenから乗ってきた中国系の若い3人の女の子がうるさすぎて考えがまとまらない。
いやしかし次の駅で降りたら、スキポールに行く電車に乗り換えられるはず。
最悪、アムステルダムまで行き、スキポール行きの電車に乗ればいい。
なんとかスキポール行きに乗り換えられる駅で降り、乗換を達成した。
私、えらい。
空港についたら、とりあえずセキュリティエリアに入ること。
テロに合わないための鉄則と言うけれど、まずセキュリティエリアに入るまでに時間がかかるのだ。スマホにeチケットをダウンロードしていたので、現地でチェックインするより早いけれど。
それでも荷物を預けるのに時間がかかる。
KLMの入口は大混雑だった。係員一人しか立ってないし。
そして、大混雑の先にあったのは自動荷物預かり機。
荷物入れても計量しないとか、バケージクレームタグの貼り方がわからないとか大勢の乗客が右往左往。
勿論、私たちもタグを貼ることが出来なくて時間がかかった…。
良く見ると、ちゃんと23キロ超えたときのためのクレジットカード挿入口もあった。
(今まで、カウンターでおまけしてもらってた人は要注意です)
ゆうに30分はかかってセキュリティチェックに辿りつくが
そこも大行列。
ふと隣のレーンを見ると、日本人の若い男性が係員に怒られている。
君、多分荷物に水か何か持ってる・・・と遠くから見ながら思っていたのだが、彼には全く全く通じてないようで何故か靴を脱いでプラスチックケースに入れた。
ああああ、声かけてあげたいけど無理。
そこで「もういいわ、あなた、ちょっとココに座っててくれる!?」と言いたげな女性の係員が席を立つと、代わりに若い男性がやってきて、ペットボトルを飲む仕草で一生懸命伝えた。
それでやっと彼の荷物から出てくる特大シャンプー3本。
おい。
遠くからそれを眺めていた私たちも3Dスキャンされ、腰骨、背骨の位置までチェックされることに。
ポケットに入れていたクレジットカード、バッグの中の髪飾り、電子辞書など全て厳しく見られた。
夫の方は下腹部から腹筋の一つ一つまで触られたそう。
触られるほうもだけど、触る方も大変・・・
やっとロビーに着いた頃にはグッタリ。
大量の図録が重たすぎて土産らしいものは何も買ってなかったので、大慌てでチーズやお菓子、チューリップの球根などを買い込んだ。
空港の中ではカジノ、科学技術館が提供した子供向けの遊びスペースなども見かけた。
ゆっくりしている暇はない。
大急ぎでハンバーガーとハイネケンで昼ごはんにしたけど、美味しくなかったな。
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