杉本博司
美術館で「劇場」などのシリーズを見て以来、好きな写真家です。
モノクロのゼラチン・シルバー・プリントが、ぼんやりと美しく、「額縁としての劇場」というものを初めて認識したのでした。
今月号の「フォトグラフィカ」にて、全作品シリーズを見ることができます。
多くの作品を初めて見たのですが、やっぱりいいと思うのです。
正直、写真の良し悪しというのは全くわからないのですが、現在の若手の割とチープな写真文化には辟易しています。
結局、何を撮るかという点に絞られるのでしょうが、そういう意味でかなり好きです。
現在、金沢21世紀美術館にて「杉本博司 歴史の歴史」が開催中。
1948年、東京生まれ。立教大学経済学部卒業後、渡米。ロサンジェルスのアート・センター・カレッジ・オブ・デザインで写真を学ぶ。以降、ロサンジェルス現代美術館、メトロポリタン美術館、グッゲンハイム美術館、カルティエ財団など世界の著名美術館での個展や、国際展を開く。1989年「毎日芸術賞」、2001年「ハッセルブラッド財団国際写真賞」受賞。
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