対訳 フランス語で読もう「星の王子さま」
フランス語はまだ初級文法をうろうろしているので、
私にとってはかなり難しいのだが、「Le Putit Prince」を原語で読んでみようと思い購入。
電車の中で一日2ページとかそのレベルで読んでいる。
わからなくても、かなり詳細な注解が巻末にあるので、文法的な用法もクリア。
岩波書店の持っていた版権が切れたため、日本ではにわかに「星の王子さま」がブーム。
そもそも日本語の題「星の」は原題にはないのでどうなんだろうとか、だからといって「小さな王子」では、王子はもともと小さいものだろうとか(王子をどうとらえるかによるけど)、タイトルから邦訳に関しては論議があるらしい。
昨日のNHKの番組を見ているときに一番感じたことは、
日本語に翻訳され、日本でこれだけ親しまれている作品として
「日本人の読む、日本語の《星の王子さま》」という一つの文化と読み取り方が育っているということであった。
改めて原語で読み直してみると、
《S'il vous plait...dessine-moi un mouton...》
この王子さまの呼びかけが、なんとはかなく深刻な願いなのかと思ってみたり、
日本語と全く違った感じ方があり、おもしろい。
なにより、フランス語の長文を初めて読むので、フランス語独特の文章の組み方がかなりおもしろく感じられる。
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